茶色弁当!(挨拶)
弁当を食べた時の愚考から始まる
上記のアニメーション「お弁当作るよ」を作り終わったぐらい、つまり3日ぐらい前に何の思し召しか知らんがちょうどお弁当を食うタイミングがあった。あんまり覚えてないけどウインナー、卵焼きとあとなんかが入っていた「ザ・お弁当」といった感じのものでした。昼飯は抜くことが多いがとてもうまかったです。
弁当もそれが成す役割は変わってないとは言え、ちょっと前からキャラ弁やらおにぎらずやらガパオ弁当やら、発想がすごい作品がチラホラ見られる。とてもいいです。こんなんなんぼあってもいいですからね。
で、話を戻すと卵焼きのあのニオイ、あれがえらく主張してきました。ウインナーと卵焼きだとそらウインナーのほうが遥かに飯が進みまっけども。弁当のおかずは茶色ければ茶色いほどいいんですけども。何だっけ。あのニオイが鼻に来たときに「あ、弁当食ってる」と思ったのです。やめろタブを閉じるな戻るボタンを押すな。おれは正気だ。
親も卵焼きを使う
大人になって初めて親なり何なりの「弁当を作ってくれていた」偉大さは身に沁みて分かるようになる。ただ起きるだけでもこの世を呪い、人目をはばからず喚き-1グランプリを開催したくなるぐらい朝が大嫌いな自分からすると親の所業は紛うことなき気高い行為です。親というものは黄金の精神を持っています。態度に表さなかっただけで、それこそ親も何もかも投げ出して喚き散らし失禁脱糞に至りたい日もあったはず。だが恐らくはしなかった(親が発○してたのを見てた方はすみません)。
そして親だって楽をしたかった…とか言うつもりはサラサラないが、そこで出てくるのが便利な「卵焼き」です。あんまり嫌いな人も居らず、まあ無難に美味く、そこまで難しくもなく、どんなおかずとも相性が悪くはならない卵焼き。市販の弁当にも結構な確率で入ってます。甘いとか出汁とかは置いといて。
なにもかも卵焼きのニオイ
つまり弁当はあの冷えた卵焼きなのだ。食卓に登る出来立て卵焼きではない、箱の中で冷えたけどむしろ味が濃くなってうまい卵焼き、容器やら何やらに付着し、肉っ気にも負けずに主張してくる玉子焼きのあのニオイ。子供の頃の親の弁当から今現在の市販の弁当、または親でない新しい家族の作った弁当、おそらくほぼ同じはず。連綿と続く卵焼きの系譜。脳のナントカ回路にパブロフ接続されたお弁当記憶想起スイッチ、それがあの玉子焼きのニオイなのだ。弁当を食ってて「弁当って…弁当だよな」と言い知れぬ弁当感を感じた人は多いはず。アレの正体、多分卵焼きです。卵焼きのニオイなのです。
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